3月18日、ついにプリンの銘店 MARLOWEさんの新しいお店が鎌倉駅前にオープンしました!
大船ルミネウィング店に引き続き、壁面装飾とキャッシュトレイのご注文をいただいて製作しましたが、何とかオープンに間に合いホッとしたところです。
すでにMARLOWEさんの公式HPやSNS、また様々なメディアにも取り上げられており、山水堂HPで紹介するのも今更な感じではありますが、製作過程の写真も含めてご覧ください!
こちらの計8点の鎌倉彫のパネルが、鎌倉駅側の入り口を入ってすぐの壁面に飾ってあります。
モチーフとなっているのは、鎌倉の市章であるササリンドウと市の花の山桜、プリンの原料となる牛乳と卵を表す牛と鶏、おなじみのプリンとビーカーカップなどです。
一番上にレイアウトされているのは、MARLOWEさんの前身となっていて、かつて鎌倉で営業をされていた八百屋のカネハクさんの屋号です。
中央のマーロウおじさんとロゴを囲むように、その八百屋さんを象徴するネギがデザインされています。
今回の鎌倉へのご出店とMARLOWEさんのルーツに対する思い入れを強く感じる、オリジナル感満載の鎌倉彫が出来上がりました。
以下はいくつかの製作工程も含めた施工前の写真となります。
拙い写真ですがご覧ください!
彫り慣れない牛と鶏のデザインは図案から四苦八苦していたのですが、、、
羽のふわふわな感じなども上手く形になったと思います。
出来上がりがこちら!
バックを黒に塗分けることで、立体感と重厚感も現れたと思います。
鎌倉市の花であるヤマザクラは、山桜の家紋からデザインを起こしています。
市章のササリンドウは、通常の家紋を彫る場合と同様に表面をフラットに仕上げていますが、ヤマザクラは表面に曲面が出来るようなこなし方をしています。これにより全体に柔らかさが感じられる彫りとなりました。
プリンのモチーフは表面に金粉を蒔いて仕上げてあり、プリンの色と質感を表現しています。MARLOWEさんのロゴに使われている金箔とは違って、金粉のほうがツヤの少ない落ち着いた仕上がりとなります。
こちらはMARLOWEさんのプリンのオリジナリティを象徴する、ビーカーカップのデザインです。実際のカップはこのようなマークと目盛りのレイアウトではないのですが、歪んだマーロウおじさんのマークがカップの曲面を表しています。
こちらは唯一正方形のパネルとなっているカネハクさんの屋号です。
曲尺(かねじゃく)に白でカネハクさんですね。
ここまでは全体がフラットな仕上がりですが、ここから白の文字だけ丸みを付けた仕上がりにします。
で、塗り上がるとこんな感じになります。
直線と曲線のコントラストがはっきりしました。
最後は一番大きくて目立つ真ん中のロゴパネルです。
マーロウおじさんとロゴを彫るのは3回目となりますが、今回はネギ坊主が加わってウェールズ辺りのどこぞの紋章の様です。
ロゴ部分は金箔貼りで仕上げており、輝いて見えますね!
山水堂ロゴも控えめに入れさせていただきました。
以上、製作過程も含めてご紹介させていただきましたが、写真では伝わらない迫力を見たい方は、是非ともMARLOWE鎌倉駅前店さんに足を運んでみてください!
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